給湯器の故障原因を徹底解説|寿命のサインから自分でできる対処法まで【2026年最新版】
給湯器は、私たちの快適な生活に欠かせない重要な設備です。しかし、毎日使うものだからこそ、経年劣化や様々な要因によって故障は避けられません。ある日突然お湯が出なくなったり、異音がしたり、エラーコードが表示されたりすると、日常生活に大きな支障をきたし、不安になることでしょう。
本記事では、給湯器の故障原因を徹底的に解説し、寿命のサイン、自分でできる簡単な対処法、そして専門業者に依頼すべきケースまで、2026年最新の情報に基づいて網羅的にご紹介します。給湯器のトラブルに冷静に対応し、安全で快適な生活を維持するための一助となれば幸いです。
1. はじめに:給湯器の故障原因を知って突然のトラブルに備えよう

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給湯器は、私たちの生活に不可欠な「お湯」を供給する重要な設備です。しかし、その存在を意識するのは、故障してお湯が出なくなった時や、異変を感じた時が多いのではないでしょうか。給湯器の故障は、冬場の寒い時期に発生すると特に困るもので、日常生活に大きな影響を与えます。突然のトラブルに慌てないためにも、給湯器が故障する主な原因や、そのサイン、そして適切な対処法を知っておくことが非常に重要です。
1.1. 給湯器の故障はなぜ起こるのか?
給湯器の故障は、単一の原因で起こるわけではありません。複数の要因が絡み合って発生することがほとんどです。主な故障原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 経年劣化: 部品の摩耗や劣化は避けられず、使用年数が長くなるほど故障のリスクは高まります。
- 外的要因: 凍結、積雪、強風、落雷、虫の侵入などが給湯器にダメージを与えることがあります。
- 設置環境: 設置場所の不備や、換気不足などが故障の原因となることもあります。
- 使用状況: 頻繁な使用や、誤った使い方、メンテナンス不足なども寿命を縮める要因となります。
これらの原因を理解することで、故障の予兆を早期に察知し、適切な対策を講じることが可能になります。
1.2. 故障のサインを見逃さない!早期発見の重要性
給湯器の故障は、突然お湯が出なくなるだけでなく、様々なサインを伴って進行することがあります。これらのサインを早期に発見し、適切に対処することで、大きな故障を未然に防いだり、修理費用を抑えたりすることができます。
- お湯の温度が安定しない: 設定温度にならなかったり、急に冷たくなったりする。
- お湯が出るまでに時間がかかる: 以前よりもお湯が出るまでの時間が長くなった。
- 異音や異臭がする: 運転中に「ピー」「ゴー」といった異音や、焦げ臭いにおいがする。
- 水漏れしている: 給湯器本体や配管から水が漏れている。
- エラーコードが頻繁に表示される: リモコンにエラーコードが表示され、リセットしてもすぐに再発する。
- 光熱費が急に上がった: 特に冬場でもないのに、ガス代や電気代が以前より高くなった。
これらのサインに気づいたら、放置せずに専門業者に相談することが賢明です。
1.3. 自分でできる応急処置と専門業者への連絡
給湯器が故障した際、まずは自分でできる簡単な応急処置を試してみましょう。しかし、無理な自己判断や危険な行為は絶対に避けてください。安全を最優先し、少しでも不安を感じたらすぐに専門業者に連絡することが重要です。
- 応急処置の例: ガスの元栓や電源プラグの確認、リモコンのリセット、凍結時のぬるま湯での解凍など。
- 専門業者への連絡: 故障の状況を正確に伝え、給湯器のメーカー、型番、使用年数などの情報を準備しておきましょう。
2. 給湯器の寿命(経年劣化)による故障:10年が目安の理由

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給湯器の故障原因として最も多いのが「経年劣化」です。毎日使用する給湯器は、内部の部品が少しずつ摩耗し、性能が低下していきます。一般的に、給湯器の寿命は10年〜15年と言われていますが、なぜこの期間が目安となるのでしょうか。ここでは、給湯器の寿命と経年劣化による故障のメカニズム、そして買い替え時期の判断基準について詳しく解説します。
2.1. 給湯器の法定耐用年数と設計標準使用期間
給湯器の寿命には、大きく分けて「法定耐用年数」と「設計標準使用期間」という二つの考え方があります。
- 法定耐用年数: 税法上の減価償却期間を指し、給湯器は「ガス機器」として6年、または「建物附属設備」として13年〜15年と定められています。これはあくまで会計上の目安であり、実際の使用期間とは異なります。
- 設計標準使用期間: メーカーが安全上支障なく使用できる期間として設定しているもので、多くの給湯器で10年とされています。この期間を過ぎると、部品の劣化が進み、故障のリスクが高まるだけでなく、安全装置が正常に作動しなくなる可能性も出てきます。
この「設計標準使用期間10年」が、給湯器の買い替え時期の目安とされる大きな理由です。
2.2. 経年劣化による主な故障箇所と症状
給湯器は様々な部品で構成されており、それぞれが経年劣化によって故障する可能性があります。主な故障箇所と症状は以下の通りです。
| 故障箇所 | 経年劣化による症状 | 原因 |
|---|---|---|
| 熱交換器 | お湯の温度が不安定、水漏れ、異音(ピー音など) | 水垢やサビの蓄積、熱による金属疲労 |
| 電装基板 | エラーコード頻発、リモコンが反応しない、電源が入らない | 湿気や熱による電子部品の劣化、ショート |
| ファンモーター | 異音(ゴー音、キュルキュル音)、排気不良 | モーターの摩耗、ベアリングの劣化 |
| バーナー | 点火不良、不完全燃焼、炎の色がおかしい | 燃焼部の汚れ、劣化、詰まり |
| ポンプ | お湯の出が悪い、追い焚きができない、異音 | モーターの摩耗、羽根の劣化 |
| パッキン・Oリング | 水漏れ | ゴムの硬化、ひび割れ |
これらの症状は、給湯器が寿命を迎えているサインである可能性が高いです。
2.3. 買い替え時期の判断基準
給湯器の買い替え時期は、以下の点を総合的に考慮して判断しましょう。
- 使用年数: 設計標準使用期間である10年を超えている場合は、故障していなくても買い替えを検討する良いタイミングです。
- 修理費用と交換費用の比較: 故障した場合、修理費用が高額になる(新しい給湯器の半分以上)ようであれば、交換を検討する方が賢明です。高額な修理をしても、すぐに別の箇所が故障するリスクがあります。
- 部品の供給状況: 製造から年数が経っている給湯器は、修理に必要な部品が生産終了している場合があります。部品が手に入らない場合は、修理が不可能となるため、交換せざるを得ません。
- 省エネ性能: 古い給湯器は燃焼効率が悪く、光熱費が高くなりがちです。最新の省エネ型給湯器(エコジョーズ、エコキュートなど)に交換することで、初期費用はかかりますが、長期的に見て光熱費を大幅に削減できるメリットがあります。
- 安心感: 頻繁に故障する給湯器は、いつお湯が出なくなるかという不安を常に抱えることになります。新しい給湯器に交換することで、当面の間は故障の心配が少なくなり、精神的な安心感が得られます。
【定期的な点検とメンテナンス】
給湯器の寿命を延ばし、故障を未然に防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが非常に重要です。メーカーや専門業者による点検サービスを活用し、異常がないか確認しましょう。また、取扱説明書に記載されている日常のお手入れも忘れずに行いましょう。
3. 寒冷地特有の故障原因:凍結と積雪への対策

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日本の中でも特に冬の寒さが厳しい寒冷地や積雪地域では、給湯器の故障原因として「凍結」と「積雪」が大きな割合を占めます。これらの地域では、一般的な給湯器の故障対策に加えて、地域特有の気候条件に対応した特別な対策が不可欠です。ここでは、寒冷地特有の給湯器故障原因と、それらへの具体的な対策について詳しく解説します。
3.1. 凍結による故障のメカニズムと対策
外気温が氷点下になると、給湯器内部や配管内の水が凍結し、体積が膨張します。この膨張によって配管が破裂したり、給湯器本体の部品が破損したりすることが、凍結による故障の主な原因です。
3.1.1. 凍結しやすい箇所
- 給水管・給湯管: 給湯器につながる水道管や、お湯を送る配管。特に外部に露出している部分。
- 追い焚き配管: 浴槽と給湯器をつなぐ配管。
- 給湯器内部: 熱交換器やポンプなど、水が通る部品。
3.1.2. 凍結を防ぐための対策
- 自動凍結防止機能の活用:
- 多くの給湯器には、外気温が一定以下になると自動的に作動する「自動凍結防止機能」が搭載されています。この機能は、給湯器の電源プラグを抜かず、リモコンの運転スイッチを「切」にしないことで機能します。冬の間は、給湯器の電源を入れっぱなしにしておくことが基本です。
- 注意点: 長期間家を空ける場合でも、ブレーカーを落とさず、給湯器の電源は入れたままにしておきましょう。ただし、電気代が気になる場合は、後述の「水抜き」を検討してください。
- 配管の保温強化:
- 給湯器につながる給水管、給湯管、追い焚き配管など、外部に露出している配管には、厚手の保温材を巻き、さらに保護テープでしっかりと固定しましょう。古い保温材は劣化している可能性があるため、定期的に点検し、必要に応じて交換してください。
- ポイント: 配管の接続部分やバルブ周りも忘れずに保温しましょう。特に、北側や日当たりの悪い場所の配管は念入りに。
- 凍結防止ヒーターの設置:
- 特に凍結しやすい場所や、配管が長い場合は、配管用の「凍結防止ヒーター」の設置を検討しましょう。ヒーターを配管に巻き付け、保温材で覆うことで、確実に凍結を防ぐことができます。電気工事が必要な場合があるため、専門業者に相談してください。
- 給湯器の水抜き:
- 長期間家を空ける場合(旅行などで数日以上不在にする場合)や、特に冷え込みが厳しいと予想される夜間には、給湯器内部や配管の水を抜く「水抜き」を行うことで、凍結を確実に防止できます。水抜きの方法は給湯器の機種によって異なるため、必ず取扱説明書を確認し、正しい手順で実施してください。
- 浴槽の水を張ったままにする(追い焚き機能付きの場合):
- 追い焚き機能付きの給湯器の場合、浴槽に水を張ったままにしておくと、給湯器が自動でポンプを循環させ、浴槽と給湯器をつなぐ追い焚き配管の凍結を防止する機能が働くことがあります。取扱説明書で確認しましょう。
3.2. 積雪による故障のメカニズムと対策
積雪量の多い地域では、給湯器の給排気口が雪で埋もれてしまうことによる不完全燃焼や、給湯器本体への雪の侵入による故障も多発します。
3.2.1. 積雪による主な故障
- 不完全燃焼: 給排気口が雪で塞がれると、新鮮な空気が取り込めず、排気も滞るため、不完全燃焼を起こしやすくなります。これは一酸化炭素中毒の危険性があり、非常に危険です。
- 給湯器の停止: 不完全燃焼防止装置が作動し、給湯器が停止します。
- 内部部品の損傷: 雪が給湯器内部に侵入し、電装部品や配管を損傷させることがあります。
3.2.2. 積雪を防ぐための対策
- 給湯器周辺の除雪:
- 雪が降った際は、給湯器の周囲、特に給排気口の周りの雪をこまめに除雪しましょう。給排気口が雪で塞がれると、不完全燃焼や給湯器の停止につながります。
- 注意点: 除雪作業中に給湯器本体や配管を傷つけないように注意してください。
- 防雪カバー・防雪フードの設置:
- 給湯器本体や排気口を雪から守るための専用の防雪カバーや防雪フードを設置しましょう。これにより、給湯器内部への雪の侵入や排気口の閉塞を防ぎ、安定した運転をサポートします。
- ポイント: メーカー純正品や、給湯器の機種に合ったものを選ぶことが重要です。設置は専門業者に依頼することをおすすめします。
- 高基礎・架台の設置:
- 給湯器を地面から高い位置に設置するための高基礎や専用架台を設けることで、積雪による埋没を防ぎます。特に積雪量の多い地域では有効な対策です。
- 注意点: 設置場所の状況や、給湯器の種類によっては設置できない場合もあります。専門業者に相談してください。
- 設置場所の検討:
- 新築時や給湯器交換時には、積雪の影響を受けにくい場所(軒下や風当たりの少ない場所)への設置を検討しましょう。ただし、排気口の位置や隣家との距離など、設置基準を遵守する必要があります。
【寒冷地仕様給湯器の選択と専門業者への相談】
寒冷地・積雪地域にお住まいの方は、必ず「寒冷地仕様」の給湯器を選びましょう。また、地域の気候条件を熟知し、適切な対策を提案できる専門業者に必ず相談し、工事を依頼することが重要です。DIYでの設置は、凍結や不完全燃焼による事故につながる危険性があるため、絶対に避けてください。
4. 電気系統・基板のトラブル:落雷やショートによる故障

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給湯器は、ガスや水だけでなく、電気によっても制御されています。特に、給湯器の「頭脳」とも言える電装基板は、複雑な制御を行う重要な部品であり、電気系統のトラブルは給湯器の動作に致命的な影響を与えます。ここでは、電気系統・基板のトラブルによる故障原因と、その対策について解説します。
4.1. 落雷による故障
落雷は、給湯器の電気系統に深刻なダメージを与える主要な原因の一つです。直接落雷を受けなくても、近くに落雷があった際の「誘導雷」によって、給湯器の内部基板が故障することがあります。
- メカニズム: 落雷によって発生する過大な電流や電圧が、電源コードを通じて給湯器内部の電装基板に流れ込み、電子部品を破壊します。
- 症状: 電源が入らない、リモコンが全く反応しない、エラーコードが表示されるがリセットできない、特定の機能(追い焚きなど)だけが使えない、といった症状が現れます。
- 対策:
- コンセントを抜く: 雷が鳴り始めたら、給湯器の電源コンセントを抜くのが最も確実な対策です。ただし、凍結防止機能が停止するため、冬場は注意が必要です。
- 雷ガードの設置: 給湯器の電源コンセントに雷ガード付きのタップを使用することで、誘導雷による被害を軽減できる可能性があります。
- アース線の接続: 給湯器にはアース線が接続されていますが、これが正しく接続されているか確認しましょう。
4.2. 内部ショート・過電流による故障
給湯器内部の配線や部品の劣化、または外部からの水の侵入などによって、内部でショート(短絡)が発生し、基板が故障することがあります。
- メカニズム: 内部配線の被覆が剥がれたり、水滴が付着したりすることで、電気が本来流れるべきではない経路を通り、過電流が発生して基板の電子部品が焼損します。
- 症状: 電源が入らない、ブレーカーが落ちる、焦げ臭いにおいがする、といった症状が現れます。
- 対策:
- 定期的な点検: 専門業者による定期点検で、内部配線の劣化や水の侵入がないかを確認してもらいましょう。
- 設置環境の確認: 給湯器の設置場所が雨水や結露の影響を受けにくいか確認し、必要に応じて対策を講じましょう。
4.3. 基板の経年劣化による故障
電装基板も、他の部品と同様に経年劣化します。特に、高温多湿な環境下での使用や、頻繁なON/OFFの繰り返しは、基板の寿命を縮める要因となります。
- メカニズム: 電子部品の寿命、はんだ付け部分の劣化、コンデンサの液漏れなどにより、基板が正常に機能しなくなります。
- 症状: エラーコードが頻繁に表示される、リモコンの表示がおかしい、特定の機能が動作しない、といった症状が現れます。
- 対策:
- 定期的な点検: 専門業者による点検で、基板の状態を確認してもらいましょう。
- 適切な設置場所: 直射日光が当たる場所や、湿気の多い場所への設置は避け、適切な設置環境を保ちましょう。
【基板故障は専門業者へ】
電気系統や基板の故障は、専門的な知識と技術が必要なため、自分で修理しようとすると感電やさらなる故障の原因となる危険性があります。必ず専門業者に修理を依頼しましょう。基板交換は高額になることが多いため、給湯器の使用年数が長い場合は、本体交換も視野に入れて検討することをおすすめします。
5. ガス供給・点火系の故障:お湯が出ない時のチェックポイント

給湯器 点火不良
給湯器 ガス 出ない
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給湯器でお湯が出ない、またはお湯の温度が安定しないといったトラブルで最も多い原因の一つが、ガス供給や点火系の故障です。ガスが正常に供給されなかったり、点火がうまくいかなかったりすると、給湯器は安全のために運転を停止します。ここでは、ガス供給・点火系の故障原因と、お湯が出ない時のチェックポイント、そして対処法について解説します。
5.1. ガス供給のトラブル
給湯器にガスが供給されていなければ、当然お湯は出ません。以下の点をチェックしてみましょう。
- ガスの元栓が閉まっている: 給湯器本体の下部や、ガスメーター付近にあるガスの元栓が閉まっていないか確認しましょう。引越し後や、ガスの点検後に閉め忘れていることがあります。
- ガスメーターの安全装置が作動している: 地震やガス漏れ、ガスの使いすぎなどでガスメーターの安全装置が作動し、ガス供給が遮断されている場合があります。ガスメーターのランプが点滅している場合は、取扱説明書に従って復帰操作を試みてください。
- ガス欠(LPガスの場合): LPガス(プロパンガス)を使用している場合、ガスボンベが空になっている可能性があります。ガス会社に連絡して補充してもらいましょう。
- ガス料金の未払い: ガス料金を滞納していると、ガス会社によって供給が停止されることがあります。
- 大規模なガス供給停止: 地域全体でガス供給が停止している場合は、ガス会社のウェブサイトやニュースで情報を確認しましょう。
5.2. 点火系の故障
ガスが正常に供給されていても、点火がうまくいかないと給湯器は運転できません。点火系の故障は、主に以下の部品の不具合によって起こります。
- 点火プラグ・点火ロッドの劣化: 長年の使用により、点火プラグや点火ロッドが劣化し、火花が飛ばなくなったり、点火しにくくなったりします。
- フレームロッド(炎検知器)の汚れ・劣化: 炎を検知するフレームロッドが汚れていたり劣化していたりすると、給湯器は「炎がない」と判断し、安全のためにガス供給を停止します。エラーコード「111」が表示されることが多いです。
- 電磁弁の故障: ガスを供給する電磁弁が故障すると、ガスがバーナーに届かなくなり、点火できません。
- ファンモーターの不具合: 燃焼に必要な空気を送るファンモーターが正常に作動しないと、燃焼が不安定になり、点火不良につながります。
5.3. エラーコード「111」について
給湯器のリモコンに「111」というエラーコードが表示された場合、これは「点火不良」を意味します。主な原因は以下の通りです。
- ガスの元栓が閉まっている。
- ガスメーターの安全装置が作動している。
- ガス欠(LPガスの場合)。
- 点火プラグやフレームロッドの劣化・汚れ。
- 給湯器内部の部品故障。
まずはガスの元栓やガスメーターを確認し、問題がなければリモコンのリセットを試みてください。それでも改善しない場合は、専門業者に連絡しましょう。
【ガス関連のトラブルは特に注意!】
ガスは引火性・爆発性があるため、ガス関連のトラブルは非常に危険です。異臭がする、ガス漏れの可能性があると感じた場合は、すぐにガスの元栓を閉め、窓を開けて換気し、火気の使用を中止してください。そして、契約しているガス会社または専門業者にすぐに連絡しましょう。自分で修理しようとすることは絶対に避けてください。
6. 水漏れ・配管の腐食:放置すると危険な故障サイン

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給湯器本体やその周辺から水が漏れているのを発見したら、それは放置してはいけない危険なサインです。水漏れは、給湯器の故障だけでなく、建物の損傷や漏電による事故につながる可能性もあります。ここでは、水漏れや配管の腐食による故障原因と、その危険性、そして対処法について解説します。
6.1. 水漏れの主な原因
水漏れの原因は多岐にわたりますが、主に以下の点が挙げられます。
- 配管の接続部の緩み・劣化: 給湯器と接続されている給水管、給湯管、追い焚き配管などの接続部分のパッキンやナットが緩んだり、経年劣化で破損したりすることで水漏れが発生します。
- 給湯器内部の部品の破損: 熱交換器、ポンプ、安全弁などの内部部品が経年劣化や凍結によって破損し、水漏れを起こすことがあります。
- 凍結による配管の破裂: 冬場に配管内の水が凍結し、体積が膨張することで配管が破裂し、解凍後に水漏れが発生します。
- ドレン排水の詰まり(エコジョーズの場合): エコジョーズ給湯器は、排熱を利用する際にドレン水(結露水)が発生し、これを排水する仕組みになっています。このドレン排水管が詰まると、本体内部に水が溜まり、水漏れのように見えることがあります。
- 安全弁からの排水: 給湯器の安全弁は、内部の圧力が異常に高くなった際に、自動的に水を排出して圧力を調整する役割があります。少量の水が排出されるのは正常な動作ですが、常に大量の水が漏れている場合は異常の可能性があります。
6.2. 配管の腐食による水漏れ
特に屋外に設置されている給湯器の配管は、紫外線や風雨にさらされることで経年劣化が進み、腐食やひび割れを起こしやすくなります。これにより、水漏れが発生することがあります。
- 銅管の腐食: 銅管は比較的耐久性がありますが、長年の使用や水質によっては腐食が進むことがあります。
- 樹脂管の劣化: 樹脂製の配管は、紫外線によって劣化し、硬化したりひび割れたりすることがあります。
- 保温材の劣化: 配管を保護している保温材が劣化すると、配管が直接外気に触れることになり、凍結や劣化を早める原因となります。
6.3. 水漏れを放置する危険性
水漏れを放置すると、以下のような重大な問題につながる可能性があります。
- 建物の損傷: 漏れた水が壁や床、基礎などに染み込み、木材の腐食、カビの発生、シロアリの誘引など、建物の構造に深刻なダメージを与えることがあります。
- 漏電・火災: 漏れた水が電気配線にかかると、漏電やショートを引き起こし、感電事故や火災の原因となる危険性があります。
- 給湯器本体の故障: 水漏れが給湯器内部の電気部品にかかると、基板の故障など、さらなる故障を招きます。
- 水道料金の高騰: 少量でも継続的に水漏れしていると、気づかないうちに水道料金が高額になることがあります。
6.4. 水漏れを発見した時の対処法
水漏れを発見したら、以下の手順で対処しましょう。
- 給湯器の電源を切る: 漏電による事故を防ぐため、まずは給湯器の電源を切り、コンセントを抜きましょう。
- 止水栓を閉める: 給湯器につながる給水管の止水栓を閉めて、水の供給を止めましょう。これにより、水漏れを一時的に止めることができます。
- 専門業者に連絡する: 水漏れの原因は多岐にわたり、専門的な知識と技術が必要です。自分で修理しようとせず、必ず専門業者に連絡して点検・修理を依頼しましょう。
- 被害の拡大を防ぐ: 漏れた水が広範囲に及ばないよう、タオルなどで水を拭き取り、バケツなどで受け止めるなどの応急処置を行いましょう。
【水漏れは早期発見・早期対応が重要】
水漏れは、放置すると大きな被害につながる可能性があります。給湯器の周辺を定期的にチェックし、水漏れのサインを見逃さないようにしましょう。もし水漏れを発見したら、すぐに専門業者に連絡し、適切な処置をしてもらうことが大切です。
7. センサー・安全装置の作動:不完全燃焼を防ぐための仕組み

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現代の給湯器は、安全に配慮して様々なセンサーや安全装置が搭載されています。これらの装置は、異常を検知すると自動的に給湯器の運転を停止させ、事故を未然に防ぐ重要な役割を担っています。そのため、給湯器が突然停止したり、エラーコードが表示されたりする原因の一つとして、これらのセンサーや安全装置が作動している可能性が考えられます。ここでは、主なセンサー・安全装置の役割と、それらが作動する原因について解説します。
7.1. 主なセンサーと安全装置の役割
給湯器に搭載されている主なセンサーと安全装置は以下の通りです。
- 炎検知センサー(フレームロッド): バーナーの炎を検知し、正常に燃焼しているかを確認します。炎が検知できない場合は、ガス供給を停止して不完全燃焼を防ぎます。
- 過熱防止装置: 給湯器内部の温度が異常に上昇した場合に、自動的に運転を停止させ、過熱による事故を防ぎます。
- 空焚き防止装置: 給湯器内部に水がない状態で運転を開始しようとした場合に、運転を停止させ、空焚きによる機器の損傷を防ぎます。
- 不完全燃焼防止装置: 燃焼に必要な空気が不足したり、排気が滞ったりして不完全燃焼の危険がある場合に、運転を停止させ、一酸化炭素中毒を防ぎます。
- 凍結防止装置: 外気温が低下すると、給湯器内部の水を循環させたり、ヒーターを作動させたりして、凍結による配管の破裂や機器の損傷を防ぎます。
- 漏電安全装置: 漏電を検知した場合に、電気回路を遮断し、感電事故を防ぎます。
- 給水圧異常検知装置: 給水圧が異常に低い、または高い場合に運転を停止させ、機器の損傷を防ぎます。
7.2. センサー・安全装置が作動する原因
これらのセンサーや安全装置が作動する原因は、必ずしも給湯器本体の故障とは限りません。以下のような原因が考えられます。
- 不完全燃焼の危険性:
- 排気口の詰まり: 鳥の巣、落ち葉、雪、ゴミなどが排気口を塞ぎ、排気が滞ることで不完全燃焼防止装置が作動します。
- 給気不足: 給湯器の設置場所が狭く、十分な給気が確保できない場合や、換気扇を同時に使用している場合などに発生することがあります。
- 水圧の異常:
- 断水・減圧: 地域的な断水や、水道工事による一時的な減圧で給水圧が低下し、給水圧異常検知装置が作動することがあります。
- 止水栓の閉め忘れ: 給湯器の給水栓が完全に開いていない場合も、水圧が低下します。
- 凍結:
- 冬場に給湯器内部や配管が凍結すると、凍結防止装置が作動して運転を停止させたり、エラーコードを表示したりします。
- センサー自体の故障:
- 長年の使用により、センサー自体が劣化し、誤作動を起こすことがあります。例えば、炎が正常に燃焼しているにもかかわらず、炎検知センサーが「炎なし」と判断して運転を停止させる、といったケースです。
- 基板の故障:
- 電装基板の故障により、センサーからの信号を正しく処理できず、安全装置が誤作動することもあります。
7.3. 安全装置作動時の対処法
安全装置が作動して給湯器が停止した場合、まずはリモコンに表示されるエラーコードを確認しましょう。エラーコードは、故障の原因を特定するための重要な手がかりとなります。
- エラーコードの確認: 取扱説明書やメーカーのウェブサイトで、エラーコードの意味と対処法を確認します。
- 簡単なチェックとリセット:
- 排気口や給気口が塞がれていないか確認し、清掃します。
- ガスの元栓が閉まっていないか、ガスメーターの安全装置が作動していないか確認します。
- リモコンの運転スイッチを一度「切」にし、数分待ってから再度「入」にしてリセットを試みます。
- 専門業者への連絡: 上記の対処法を試しても改善しない場合や、エラーコードの意味が分からない場合、または安全装置が頻繁に作動する場合は、速やかに専門業者に連絡し、点検・修理を依頼しましょう。
【安全装置は命を守るためのもの】
安全装置は、給湯器を安全に使用するために非常に重要な役割を担っています。安全装置が作動した場合は、安易に「解除」しようとせず、その原因を特定し、適切に対処することが大切です。特に、不完全燃焼の危険性がある場合は、一酸化炭素中毒につながるため、絶対に自己判断で対処せず、専門業者に任せましょう。
8. 外的要因による故障:強風、豪雨、虫の侵入など

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給湯器の故障は、経年劣化や内部部品の不具合だけでなく、外部からの影響によっても引き起こされることがあります。特に屋外に設置されている給湯器は、自然環境の影響を受けやすく、強風、豪雨、さらには虫の侵入などが故障の原因となることがあります。ここでは、これらの外的要因による故障原因と、その対策について解説します。
8.1. 強風による故障
強風は、給湯器の燃焼に悪影響を与え、故障の原因となることがあります。
- 燃焼不良・立ち消え: 強風が給湯器の給気口や排気口に吹き込むと、燃焼に必要な空気の流れが乱れたり、炎が煽られて立ち消えたりすることがあります。これにより、不完全燃焼防止装置が作動して給湯器が停止したり、エラーコードが表示されたりします。
- 排気筒の破損: 強風によって排気筒が揺さぶられ、接続部分が緩んだり、破損したりすることがあります。排気筒の破損は、排気ガスが室内に逆流する原因となり、一酸化炭素中毒の危険性があります。
- 本体の揺れ・固定不良: 強風によって給湯器本体が揺さぶられ、固定が緩んだり、配管に負担がかかったりすることがあります。
8.1.1. 強風対策
- 防風板の設置: 強風が直接給湯器に当たるのを防ぐために、防風板の設置を検討しましょう。ただし、給湯器の排気を妨げないように、適切な位置と形状を選ぶ必要があります。
- 設置場所の検討: 新築時や給湯器交換時には、風の影響を受けにくい場所(軒下や壁際など)への設置を検討しましょう。
- 定期的な点検: 排気筒の接続部分や本体の固定が緩んでいないか、定期的に確認しましょう。
8.2. 豪雨・浸水による故障
豪雨や台風などによる浸水は、給湯器の電気系統に深刻なダメージを与え、故障の原因となります。
- 電気系統のショート: 給湯器内部に水が浸入すると、電装基板や配線がショートし、故障します。
- 腐食: 浸水後、内部に水が残ると、金属部品の腐食を早め、長期的な故障の原因となります。
8.2.1. 浸水対策
- 設置場所の検討: 浸水のリスクが低い、地面から少し高い位置への設置を検討しましょう。
- 防水対策: 給湯器本体の防水性能はありますが、豪雨時には設置場所の状況によっては浸水する可能性があります。必要に応じて、給湯器周辺の排水対策や、簡易的な防水カバーの設置を検討しましょう。
- 浸水後の対応: もし給湯器が浸水してしまった場合は、絶対に電源を入れず、すぐに専門業者に連絡して点検・修理を依頼してください。
8.3. 虫の侵入による故障
意外に思われるかもしれませんが、給湯器内部への虫の侵入も故障の原因となることがあります。特にゴキブリやクモなどが、電装基板や配線に入り込み、ショートや接触不良を引き起こすことがあります。
- メカニズム: 虫が給湯器内部に入り込み、電装基板の上を這い回ったり、糞をしたりすることで、電子回路がショートしたり、センサーが誤作動したりします。
- 症状: エラーコードが表示される、電源が入らない、特定の機能が動作しない、といった症状が現れます。
8.3.1. 虫の侵入対策
- 給湯器周辺の清掃: 給湯器周辺を清潔に保ち、虫が寄り付きにくい環境を作りましょう。
- 防虫対策: 給湯器の吸気口や排気口に、目の細かいネットなどを取り付けることで、虫の侵入を防ぐことができます。ただし、給気・排気を妨げないように注意が必要です。
- 定期的な点検: 専門業者による定期点検で、内部に虫が侵入していないか確認してもらいましょう。
【異常を感じたら専門業者へ】
外的要因による故障は、見た目では判断しにくい場合が多く、自己判断で対処すると状況を悪化させる可能性があります。強風や豪雨の後、または虫の侵入が疑われる場合に給湯器に異常を感じたら、速やかに専門業者に連絡し、点検・修理を依頼しましょう。
9. 修理か交換か?故障状況別の判断基準と費用相場

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給湯器が故障した際、多くの人が悩むのが「修理すべきか、それとも新しいものに交換すべきか」という判断です。この判断は、給湯器の使用年数、故障箇所、修理費用、そして将来的なコストパフォーマンスなどを総合的に考慮して行う必要があります。ここでは、故障状況別の修理・交換の判断基準と、それぞれの費用相場について詳しく解説します。
9.1. 修理を検討すべきケース
以下のケースでは、修理を検討する方が経済的である可能性が高いです。
- 使用年数が短い場合(5年未満): 給湯器の設計標準使用期間(10年)に満たない場合は、部品の劣化が少ないため、修理で対応できる可能性が高いです。メーカー保証期間内であれば、無償で修理できることもあります。
- 軽微な故障の場合:
- 部品交換で済む場合: 点火プラグ、センサー、パッキンなど、比較的安価な部品の交換で直る場合。
- 簡単な調整で済む場合: 設定の変更や、一時的なエラーのリセットなどで解決する場合。
- 修理費用が安価な場合: 修理費用が新しい給湯器の本体価格の3分の1以下程度であれば、修理を選択する方が経済的です。
- 部品の供給がある場合: 修理に必要な部品がメーカーから供給されている場合。製造から年数が経つと部品が生産終了となることがあります。
9.1.1. 修理費用の相場
給湯器の修理費用は、故障箇所や部品代、出張費、技術料によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
| 故障内容 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| 点火不良(部品交換なし) | 8,000円〜15,000円 |
| センサー交換 | 15,000円〜30,000円 |
| パッキン・Oリング交換(水漏れ) | 10,000円〜25,000円 |
| 電装基板交換 | 30,000円〜60,000円 |
| ファンモーター交換 | 25,000円〜50,000円 |
| 熱交換器交換 | 50,000円〜100,000円以上 |
※上記はあくまで目安であり、業者や給湯器の機種によって変動します。出張費や診断料が別途かかる場合もあります。
9.2. 交換を検討すべきケース
以下のケースでは、新しい給湯器への交換を検討する方が、結果的にコストパフォーマンスが高く、安心につながります。
- 使用年数が長い場合(10年以上): 設計標準使用期間を超えている給湯器は、修理してもすぐに別の箇所が故障する「いたちごっこ」になる可能性が高いです。また、部品の供給が終了していることもあります。
- 修理費用が高額な場合: 修理費用が新しい給湯器の本体価格の半分以上になる場合や、熱交換器や電装基板など、給湯器の主要部品の交換が必要な場合。
- 故障が頻繁に発生する場合: 一度修理しても、短期間で別の故障が再発する場合は、給湯器全体の寿命が近づいているサインです。
- 部品の供給が終了している場合: 修理に必要な部品が手に入らない場合は、修理が不可能なため、交換するしかありません。
- 省エネ性能を向上させたい場合: 古い給湯器から最新の省エネ型給湯器(エコジョーズ、エコキュートなど)に交換することで、光熱費を大幅に削減でき、長期的に見て経済的なメリットが大きいです。
- 保証期間が終了している場合: メーカー保証期間が終了している場合、修理費用は全額自己負担となります。
9.2.1. 交換費用の相場
給湯器の交換費用は、給湯器の種類、号数、機能、工事内容によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
| 給湯器の種類 | 本体価格の目安 | 工事費用の目安 | 総額の目安 |
|---|---|---|---|
| ガス給湯器(標準タイプ) | 5万円〜15万円 | 3万円〜8万円 | 8万円〜23万円 |
| ガス給湯器(エコジョーズ) | 10万円〜25万円 | 4万円〜10万円 | 14万円〜35万円 |
| エコキュート | 20万円〜50万円 | 10万円〜20万円 | 30万円〜70万円 |
| 石油給湯器 | 10万円〜30万円 | 5万円〜12万円 | 15万円〜42万円 |
※上記はあくまで目安であり、業者や地域、追加工事の有無によって変動します。補助金制度を活用することで、費用を抑えることが可能です。
9.3. 専門業者への相談が最も重要
修理か交換かの判断は、専門的な知識がなければ難しいものです。給湯器が故障したら、まずは複数の専門業者に連絡し、現地調査と見積もりを依頼しましょう。業者は、給湯器の使用年数、故障箇所、修理費用、交換費用、そして将来的なリスクなどを総合的に判断し、最適な提案をしてくれます。
複数の見積もりを比較検討し、納得のいく説明をしてくれる信頼できる業者を選ぶことが、後悔しない選択をするための最も重要なポイントです。
【早めの相談でトラブル回避】
給湯器の故障は、生活に大きな影響を与えます。故障のサインを見逃さず、早めに専門業者に相談することで、急な出費や不便を最小限に抑えることができます。また、修理か交換かの判断に迷った際は、専門家の意見を参考に、ご自身の状況に合った最適な選択をしましょう。
10. まとめ:定期的なメンテナンスで給湯器の故障を未然に防ぐ

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給湯器は、私たちの快適な生活を支える重要な設備であり、その故障は日常生活に大きな影響を与えます。本記事では、給湯器の様々な故障原因について、経年劣化から外的要因、電気系統のトラブル、ガス・水回りの問題、そして安全装置の作動まで、多角的に解説してきました。
10.1. 給湯器の故障を未然に防ぐための予防策
給湯器の故障は避けられないものですが、日頃からの適切な予防策を講じることで、その発生を遅らせたり、リスクを軽減したりすることが可能です。
- 定期的な点検とメンテナンス:
- 専門業者による点検: 1〜2年に一度は、専門業者による定期点検を受けることを強く推奨します。プロの目で内部の状態を確認してもらい、早期に異常を発見・対処することで、大きな故障を未然に防ぐことができます。
- メーカーの点検サービス: 各メーカーも有償の点検サービスを提供しています。給湯器の機種や使用年数に合わせて活用しましょう。
- 日常のお手入れ:
- 給湯器周辺の清掃: 給湯器の吸気口や排気口にホコリやゴミ、落ち葉などが詰まっていないか定期的に確認し、清掃しましょう。特に冬場は積雪による閉塞にも注意が必要です。
- 浴槽フィルターの清掃: 追い焚き機能付きの給湯器の場合、浴槽内の循環アダプター(フィルター)が汚れていると、給湯器に負担がかかります。定期的に取り外して清掃しましょう。
- 凍結対策の徹底(特に寒冷地):
- 冬場は給湯器の電源を抜かない(自動凍結防止機能の活用)。
- 配管の保温材の劣化がないか確認し、必要に応じて補修・交換する。
- 長期間不在にする際は、取扱説明書に従って水抜きを行う。
- 防雪カバーや高基礎の設置を検討する。
- 設置環境の確認:
- 給湯器の設置場所が適切か(換気が十分か、雨風が直接当たらないかなど)。
- 虫の侵入を防ぐ対策を講じる。
- 取扱説明書の確認:
- 給湯器の正しい使い方や、エラーコードが表示された際の対処法など、取扱説明書をよく読んで理解しておきましょう。
10.2. 故障時の適切な対応と専門業者への相談
万が一、給湯器が故障してしまった場合は、以下の点を心がけましょう。
- 安全第一: ガス漏れの疑いや、異臭、異音など、危険を感じたらすぐに使用を中止し、ガスの元栓を閉め、換気を行いましょう。
- エラーコードの確認: リモコンに表示されるエラーコードは、故障原因を特定する重要な手がかりです。メモしておきましょう。
- 自己判断・DIYは避ける: 給湯器の修理は専門的な知識と資格が必要です。安易な自己判断やDIYは、状況を悪化させたり、重大な事故につながる危険性があります。
- 複数の専門業者に相談: 修理か交換かの判断に迷った場合や、費用が気になる場合は、複数の専門業者に相談し、見積もりを取りましょう。給湯器の使用年数、故障箇所、修理費用、交換費用、保証内容などを総合的に比較検討し、納得のいく選択をしてください。
給湯器は、日々の暮らしを快適にするための大切なパートナーです。適切な知識と日頃のケア、そして信頼できる専門業者との連携を通じて、給湯器の故障リスクを最小限に抑え、安心で快適な給湯ライフを長く維持していきましょう。



